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第5回「カリム・ソングの絵本作家を目指して。」「勇気ある挑戦者の皆様、本当にお疲れ様でした。」

第一次選考結果が発表されましたね。
今回初めて絵本賞に挑戦してみましたが、
残念ながら通過することができませんでした。
590作品中536作品が一次であえなく散って逝きました。
私もその一人です。^^

勇気ある挑戦者の皆様、本当にお疲れ様でした。
出版されている絵本や賞を取っている作風の傾向から見て、
分かってはいたんですが、やはりデジタル制作でのGペンによる作風では、
完全に不利だと言うことが伺えます。

長いコンテストなので高いデジタル技術を持った人たちも多く挑戦されていると思われるのですが、講談社絵本新人賞や他の大きな賞でも、デジタルで賞を取っている人を私は知りませんし、耳にもしないからです。
(詳しく調べてみないと本当のところは分かりませんが、手描きの作風の作品しか目にしませし、原画を見れば分かります。)
デジタルで苦労されている皆さんに話を聞いてみたいものです。

さて、今回のコンテストで言いますと、基本的には約600倍の競争を勝ち抜かなければプロの絵本作家として認めて貰えず、デビューも出来ない訳ですが、
それははたして本当に約600倍なのでしょうか?
私はその数字からでは安易に判断出来ないものだと考えています。

先ず、アナログとデジタルの間に見えない壁の様なものが、かなりの高さでそびえ立っている様に思えます。
そこには今までの絵本の世界の歴史のようなものがあって、その流れを今でも頑なに貫いているのが見えない壁とになっているのではないでしょうか。
そこに人の感情や新たな事への偏見や思い込みなどが左右しているとも言えるのではないでしょうか。

時代が変われば人の興味や対象も変わって来るのが人の世です。
その中で子供の興味対象も今と昔ではまるで違ってきています。
その様な世の中ですから、新たな枠組みが有っても良いんじゃないかと思います。
新しい時代の中で進化の流れを作る事が出来なければ川の水は細っていき、
いずれ枯れ果ててしまうこともあるでしょう。

年間数多くの絵本の新刊が世の中に出版され続けていますが、今売れている絵本のほとんどはロングセラーの定番的な作品ばかりなのが、それを物語っているのかも知れません。

新たな道を切り開くのも人のやる事だと思っています。
もっと子供目線になって絵本の新たな可能性を探って行っても良いんじゃないでしょうか。

美術の世界では様々な技法や表現が次々と生まれて来ています。
絵本も美術の一つなんだと私は考えていますから、新しい事への創作を辞めてしまえば、その先にあるまだ見ぬ新たな世界も見えて来ない訳です。

創作活動をやっていて新たな世界が見えてこないというのは
もったいないですよね。
私は美術の世界を自分なりに広げて色々楽しみたいと思っています。

次回、「新たな挑戦に向けて。」(仮)


「風景画2014」11「川辺の小道 」制作06「完成」 - コピー.jpg
「風景画」「川辺の小道 」
制作:CLIP STUDIO PAINT

「生命の源」

古き世界の 記憶を辿り

新たな景色を 創り出す

時には機嫌を 損ねて弾み

流れ 凪がされ 和がされて

天より注ぐ 恵みの雨は

新たな息吹を 芽生えて栄やす。





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